Webマーケターへの転職理由について

Webマーケターへの転職活動を行う際に必ず行われるのが面接です。
そして必ず聞かれるのは、どうして転職したいのか?といういわゆる転職理由になります。

結論 – 転職理由は志望理由と合わせて論理的に、ポジティブに

私はこれまで計6回の転職経験があり、その度にキャリアアドバイザーの方に言われたのは

「転職理由は志望企業先への志望理由に繋がらないといけない」

です。
私の場合、確かに転職理由に前述の理由を加味するようになってから、応募企業側の反応が変わったような手ごたえもありましたし、事実通過率も上がりました。

この「転職理由は志望企業先への志望理由に繋がらないといけない」は、考えれば当たり前のことです。転職理由は何かしら今の会社では成しえない理由が出来て、応募企業であればその転職理由を解決できるはずです。転職理由を解決できない会社へ応募していた場合は、転職で大事な要素に矛盾が発生することになります。それは応募された企業側からすると応募者への不信感につながるわけです。

そしてその転職理由はポジティブである必要があります。
本当の理由が人間関係や給与面への不満などであっても、正直にその理由を伝える必要はありません。
「応募先でしか出来ない事業へ関わりたい」や、現在の仕事内容に絡めて「ステップアップできる環境が求人内容から感じ取れた」など前向きな転職理由にしましょう。

さらにWebマーケターの場合、応募先の企業でないと成しえない理由を論理的に語れる必要があります
例えば、「現在の仕事でWebサイトの分析を自主的に始めたら、分析から改善の仕事が向いていたようでお問い合わせ数が〇件から〇件にアップしました。この仕事にもっと専門的に取り組みたいと考え転職を考えました。」のような形で、数値と絡めて語れると良いです。

転職理由の作り方

転職理由を作るのにはいくつかのポイントがあります。

  1. 自分の仕事での成果を棚卸し、強みを箇条書きに書き出す
    転職理由の中でアピールポイントとして押し出せる要素を抜き出します。Webマーケターの場合は、数値と合わせて出せると理想的です。
    前述の例のように「分析から改善の仕事が向いていたようでお問い合わせ数が〇件から〇件にアップしました」のような数字で表せるようなものが良いです。
    問い合わせ数でなくても、例えば「前任者がやっていた仕事の効率化を図り、それまで週に〇時間かかっていた仕事を〇分にすることが出来ました。」など、必ずしも売り上げに直結するような成果でなくても構いません。ここでは自分の強みを志望理由に入れるというのがポイントになります。
  2. 今回の転職で達成したい事を優先順位の高い順から書き出す
    仕事内容、事業内容、キャリアアップ、給与アップなど、なるべく具体的に洗い出します。ここで出した達成したい事が応募企業には当てはまるはずです。その部分を深堀して転職理由の構築に使っていきます。
    ここで使いやすいのは応募企業先の事業内容です。応募企業の企業理念などと組み合わせて転職理由として挙げると良いです。
    例えば「御社であれば、これまで〇〇業界で培った知識を活かせると感じました。また御社の企業理念である〇〇は私の仕事に対する考え方である〇〇という考え方と理念を共有できると感じました。」のようなイメージです。
  3. なぜ自分が応募企業に魅力を感じたのかを考え、箇条書きに書き出す
    ②と関連性が高いというかリンクします。Webマーケターの場合は応募先企業のソリューションも一通り調べておくと良いでしょう。
    この作業は自分の希望と応募先企業の魅力がマッチしているかの確認作業でもあります。
    ここがマッチしていないと、自分の転職で達成したかった事を成しえなかったことになってしまいます。たとえ転職できたとしてもすぐに不満を抱えることになってしまいますので、必ずマッチしているか確認してください。

上記の3つのポイントを「書き出す」のが重要です。頭の中で考えを巡らせていても堂々巡りになり、考えがまとまらなくなります。そこで文字として書き出すことで頭の中を整理することができます。

転職理由の例文

ここまで文中にいくつか例文を入れてきましたが、当サイトでは他のサイトにあるような例文は掲載しません。
人事がこういった転職系のサイトをチェックしているからという理由ではなく、自分で転職理由を書き出せないようではWebマーケターへの適正に問題があるからです。

Webマーケターは仕事内容は色々と種類がありますが、どの仕事でも定量・定性データなどを元に改善案を自ら考えだし提案するという仕事が主な業務になります。この自分で考えるということが出来ない人にWebマーケターは向いていません。なので、例文などは参考にしても最後は自分で考えたと胸を張って言える転職理由を考えだすようにしてください。

面倒くさいというのはあるかもしれませんが、これは転職という大仕事の中ではまだマシな作業だと考えられます。立派な理由でなくても問題ないので、自分で考えた転職理由を書き出しましょう。

転職理由を第3者に評価してもらう

転職理由だけではないですが、主だった面接で聞かれるであろう項目は第3者に確認してもらい客観的な視点からアドバイスをもらいましょう
自分ではまったく問題ないと考えていても、客観的な視点でみたらNGな表現があるかもしれません。

この第3者には転職エージェント会社を使うのが王道です。
転職エージェント会社にいるキャリアアドバイザーの方は、数多の転職者をみてきた転職のプロです。
そして転職エージェント会社は、応募先の企業情報にも精通しています。優秀なキャリアアドバイザーは応募企業の担当者の情報も教えてくれることがあります。なので、応募企業に合わせた転職理由を作ることが可能です。

Webマーケターにおすすめな転職エージェントについては、以下の記事をご覧ください。

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転職理由にNGなポイント

転職理由でNGなのは、ポジティブの反対のネガティブなワードであったり、論理的でなく整合性に欠けることです。
人間関係が悪かったということをストレートに転職理由で伝える人はいないと思いますが、ここでいうネガティブなことというのは応募企業先でも起こり得るのではないかという理由を挙げてしまうことです。

例えば「〇〇という仕事内容が不満」のような意味合いに取れることを伝えてしまうと、応募先企業は仕事を選ぶ人と捉えて、採用したときに仕事を振りづらい人かもしれないというイメージが出来てしまうかもしれません。

自分ではそういう意味で言っていなくても、面接官にはそのように聞こえてしまうことがあります。

私の場合は、他責にしているという印象を受けたという理由でNGになった経験があります。自分では事実を伝えただけのつもりでも、他責にしていて責任感がないようなイメージに見えてしまうこともあります。私の場合は転職エージェントを通してこのNGな理由を知れたことで1歩前に進むことが出来ました。このように自分では悪意なく伝えていても、受け取る側にはネガティブなイメージを与えてしまうことがあることを知っておいてください。

転職エージェント仲介を挟むことで面接を重ねるごとにフィードバックを貰い、面接力を上げることもできます。こういったメリットもあるので、転職エージェントを利用することを当サイトではお勧めしています。

カトウ
早速転職理由を作っていきましょう!
まずは前述した「転職理由の作り方」の①②③を書き出すところからやってみてください!
そして最後は転職エージェントのキャリアアドバイザーに確認してもらいましょう!
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